魔法少女と聞くとキラキラなイメージが湧きますが、魔法少女まどか☆マギカはキラキラとはかけ離れ、シリアスな内容で、病みアニメとも言われています。
そう言われているのは魔法少女達の運命などから来ていると思います。
そこで今回はその魔法少女の1人でもある「巴マミ」が祈った願いや魔法少女になった理由について解説していきます。
※この記事にはネタバレ要素や考察要素が含まれます。予めご了承くださいませ。また、ネタバレ要素や考察要素が苦手なかたはご遠慮くださいませ。
巴マミとは?【まどマギ】
まず、初めにアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」を見ていない方に向けて簡単に巴マミがどんな魔法少女なのかをご紹介しますね。
巴マミとは見滝原中学に通う中学3年生の少女で、魔法少女の歴は長く、ベテラン魔法少女です。
黄色い髪の毛でドリルツインテールが特徴の少女です。
武器はマチェット、必殺技は「ティロ・フィナーレ」です。
紅茶やケーキが大好きでお上品でおませさんなみんなのお姉さん的立ち位置のキャラクターです。
巴マミの願いは何?
それではまず、巴マミの願い事はなんなのかをご紹介します。
巴マミの願い事は自身が生き残りたい、助かりたいというのが巴マミの願い事です。
これだけ聞くとどういう事?ってなると思うので詳しくご説明しますね。巴マミは家族と一緒に乗ってた車が交通事故を起こし、瀕死の状態でした。
そこで真っ先に願ってしまった願い事が、自身が生き残りたい、自身が助かりたいだったということになります。
ちなみに、この巴マミの願い事に関してのシーンは本編でも分かりやすくはないですが、そうと思われるシーンが映し出される場面があります。
鹿目まどかや美樹さやかに巴マミの願い事について聞かれた際に巴マミは「私は考える暇も与えられなかったから」と言い、少し幼くみえる巴マミと巴マミの家族だと思われる人たちが乗っている車が交通事故を起こしたであろう回想シーンが映し出されています。
巴マミの口からはハッキリと詳しく言ったわけではありませんが、そのシーンを見て察するにこの自身が救われたい、自身が生き残りたいといったのが願い事に値すると思います。
「魔法少女まどか☆マギカ」本編での巴マミは中学生という設定ですが、この回想シーンでの巴マミはもっと幼く見えます。
その為、家族の命までを考える余裕もなく、自身だけが生き残るという願い事を咄嗟にしてしまうのも仕方がないことですよね。
巴マミが鹿目まどかや美樹さやかに対し「私は考える暇も与えられなかったから」と言ったことについても納得がいきます。
巴マミが魔法少女になった理由
巴マミが魔法少女になった理由は上記での願い事は何かで説明した通り、自身が生き残りたい、自身が助かりたい、自身を救って欲しいと願った為、巴マミは魔法少女になりました。
魔法少女はキュウベェという地球外生命体と契約し、魔法少女となります。
契約の内容は、なんでも1つだけ願い事を叶えてあげる代わりに魔法少女になるというのが契約内容です。
巴マミが交通事故で瀕死状態だった時にキュウベェが現れた為、誰でも良いから助けて欲しいと思った巴マミはキュウベェに救いの手を伸ばしてしまい、その事によって契約は成立してしまい巴マミは魔法少女になりました。
ちゃんとした理由ではないので、巴マミの場合はとても可哀想だと私は思っています。
まだ幼かった巴マミは両親の命まで救って欲しいと願わなかった事を後悔しながら生きていました。
その為、美樹さやかが願おうとしていた願い事を聞いた巴マミは美樹さやかに願い事をする時はちゃんと考えたほうがいいとも言っています。
中学3年生という設定はただでさえ若いのに、さらにキュウベェと契約した時はもっと若かったとなると、最悪の事態の時にちゃんと考えて願い事ができなかった巴マミは可哀想でしかありません。
巴マミは魔法少女になった理由については後悔はしているようですが、魔法少女になったことに関しては全てにおいて後悔をしているわけではないみたいなのでそこはよかったなと思います。
ここまで巴マミの願い事は何か、巴マミが魔法少女になった理由についてご紹介してきました。
最後に可哀想な巴マミを皆さまが好きになってもらえるように巴マミに関するプチ情報的なものをいくつかご紹介して終わりたいと思います。
巴マミは面倒見が良いお姉さんキャラ!
巴マミは何かと面倒見がとても良いです。
冒頭でも話した通り、巴マミは鹿目まどかや美樹さやか達よりも年も魔法少女歴も先輩なのでお姉さんタイプのキャラクターとして存在しています。
鹿目まどか達のことをとても可愛がっており、魔法少女になることに関しても親身になって協力をしていました。
それなのに、キュウベェが友達だという少し痛いというか可哀想な部分もあり、しっかりしてそうでそうでもないというか、守ってあげたくなるところがまた巴マミのいいところでもあるなと私は思います。
巴マミの必殺技には名前がある!
新編[叛逆の物語]を除いて必殺技の名前がついてるのは実は巴マミだけなんです。
ティロ・フィナーレが必殺技なのですが、あれは聞いていても実際に口に出して言ってみても気持ちがいいものです。
巴マミがティロ・フィナーレを使っている姿は非常に可憐で美しいですよ。
必殺技を放ち終わった後のティーカップを持ち一息つく姿もかっこよく、可愛らしく非常に素敵です。
「マミる」「マミった」は巴マミのあるシーンが由来
巴マミはアニメ第3話で死んでしまいますがそこで生まれた言葉があります。
「マミる」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
これは巴マミが魔女に頭からガブっと食べられてしまった時に生まれた言葉なのですが、実はもう一つ特徴的な言葉が存在します。
アニメ第10話の暁美ほむらの回想シーンで巴マミが魔法少女はいずれ魔女になるというのを知った時に放ったセリフで「ソウルジェムが魔女を生むなら、みんな死ぬしかないじゃない‼︎」
この「みんな死ぬしかないじゃない」の部分は「マミる」「マミった」まではいきませんがよくネタで使われていました。
何かとネタで使われやすいフレーズを巴マミは生み出してしまっているのかもしれませんね。
まとめ
巴マミは交通事故で瀕死だった為、自身を救って欲しい、生き残りたい、助けて欲しいと願い、目の前に現れたキュウベェに救いの手を伸ばしてしまったことによって契約が成立してしまい魔法少女になってしまいました。
非常に複雑な願いや理由で魔法少女になってしまった巴マミですが、魔法少女になった理由以外にも可哀想で放って置けない部分はたくさんあります。
最後にご紹介したプチ情報はアニメを見ていた方や魔法少女まどか☆マギカが好きな方はとっくに知ってるわとなるものばかりだったかと思いますが、今一度、巴マミの良さを感じて頂けたら幸いです。
魔法少女まどか☆マギカまだ見ていなかった方も今回の記事を読んでからでも全然楽しめる作品となっていますし、魔法少女まどか☆マギカは考察部分が非常に多い作品となっていますので、逆に見やすくなるかもしれません。
また、こちらで書かせていただいたものは考察を含めた解説記事となっていますので、また新しい自分なりの考えが浮かびより一層楽しめるかもしれませんので興味が出たら是非見てみてくださいね!
最後までご覧になって頂きましてありがとうございました。