写真を趣味にしている人はジャンルを広げ、コスプレ撮影をしていくことも多くなってきました。
普段の撮影とは違うことがあります。コスプレイベントに参加するにあたり、撮影初心者さんが知っておくといいルールやマナーをお教えします。参考にしてみてください。
マナーは日常生活と同じ
コスプレ撮影と言っても「マナー」は日常生活と同じです!しかしざっくりと「日常生活」と言っても具体的ではありませんので、それぞれ抑えておきたいマナーを紹介します!
撮影依頼をするときはきちんと並んで順番を待つ
はじめてコスプレイベントに参加するとき、知り合いがいなく一人参加の時は心細いことがあります。
そんな中でも自分が好きな作品・キャラクターをしているコスプレイヤーさんがいるととても嬉しくなりますよね。
撮影をしたい気持ちも強くなります。
まずは撮影をさせてもらうために声をかけなくてはなりません。
ここで重要なのが、周りを見て状況を判断することです。一人では判断が難しいところでがが、普段の行動に当てはめると分かりやすくなるのでやってみるのがおすすめです。
有名なコスプレイヤーさんには多くの人が撮影依頼やお話したい等で列に並び、自分の順番が来るまで待ちます。
撮影をお願いするときは、列に並びましょう。普段の生活で、行列に並んだりすることと同じです。
列に割り込んで並ぶことや無断で一人脇から撮影することはやめましょう。
撮影や挨拶は手短にしよう
自分が撮影に入るときは挨拶から入りましょう。
相手のコスプレイヤーさんも初対面になります。礼儀が正しいと印象に残ることもありますよ。
撮影に入るとき、どんなポーズをしてもらいたいのか要望があるときは伝えましょう。
ポーズ指定があると、撮影は進みやすくなります。
(ポーズ指定がない場合、相手のコスプレイヤーさんも困ることが多いです。対応してくれますが、並んでいるとき間に余裕があればキャラクターを一度調べておくこともいいですよ。)
また有名なコスプレイヤーさんには多くの人が撮影を求めて、列に並びます。
時間を占領せずに手短に終わらせて譲ることも大事です。
2 カメラの設定や撮影枚数はある程度決めておこう
撮影時に設定をするのはやめよう
カメラの設定は天候や会場によって変えますよね。
イベント会場では、日が入り明るく撮れる場所もあれば、日が入りにくく暗いところもあります。
並んでいるときにある程度状況に合わせて、カメラの設定をしておきましょう。
撮影をはじめてから、設定をし直していくのは後ろに並んでいる人の時間を取ることにもなります。
撮影中は微調整で終わることを目指しましょう。設定がすんでいれば、他のコスプレイヤーさんを撮影するときの時間短縮にもなります。
撮影枚数を決めておこう
自分の撮影順番が来ても、長時間撮影をするのはやめましょう。
撮影を許可しているコスプレイヤーさんは一回のイベントで複数のキャラクターをやることもあります。
並んでいる人が多いと移動もできなくなること、着替えが出来ず次のコスプレが出来なくなることも基本として覚えておくといいですよ。
だいたいの撮影枚数を決め、その中でもどういったポーズのものをメインで撮影したいのか考えておくとやりやすいです。
撮影データは送ることを基本にしよう
多くのコスプレイヤーさんはフレンドさんでも顔馴染みのカメラマンでも撮影したデータを今後に生かすことやSNSにあげたい等で必要としています。
撮影データを渡すことを意識する
撮影を依頼したときは、データを渡すことを意識しましょう。慣れない撮影に苦労しますが相手はデータを使ってくれます。
意識するだけで今後の撮影課題やポーズバリエーションも出てきますよ。
撮影終了後には撮影したデータを見せておくと相手もどのような撮影をしたのか分かります。
連絡方法を予め準備しておこう
撮影データを相手に渡す方法で最近多いのはSNSです。簡単にやり取りが出来るので利用するのが便利です。
ただし撮影時にデータを送る方法や名前を名乗るだけでは相手のコスプレイヤーさんに覚えてもらえたことにはなりません。
名刺を事前に準備して撮影後に手渡すと相手のコスプレイヤーさんにも分かりやすいですよね。
名刺には名前やアカウントなどをきちんと載せておきましょう。
相手の許可なく、無断でSNSに画像をアップするのは絶対にしてはいけません。
また撮影は最初からうまくいかないときもあります。
天候や会場内の人の多さ、撮影に失敗しても事情を話せば相手は理解してくれます。
次回の撮影データが渡せるように改善するなどやり方はたくさんあるのでチャレンジしてください。
撮影で絶対してはいけない二つの注意に気を付けよう
初心者さんだけでなく長年イベントに参加している人も注意しなくてはいけません。トラブルになる前に意識して行動するようにしましょう。
無理なポーズをさせない
撮影時に相手に無理なポーズを指定させるのはやめましょう。
嫌がるポーズの例として
- 前屈みなどで体の一部を強調されるポーズ
- キャラクターがしていないポーズ
等があります。
相手に確認、許可を得てからポーズを変えてもらうとトラブルになりません。また撮影するカメラマン側の姿勢にも注意が必要です。
地べたに寝そべり、ローアングル撮影、またカメラを自分より高い位置に構えて露出撮影などがあります。
相手やその周りにいる他の人達、並んで撮影をする人達が不快になりますよね。イベントスタッフにも注意されます。
撮影姿勢に注意しましょう。
撮影スペースはしっかり確認しよう
イベント会場は屋内・屋外で行われています。
屋外では地面が冷たい・濡れている場所もあり、いくら撮影条件がよくてもコスプレイヤーさんが嫌がることはやめましょう。
また着ている衣装が汚れることも考えられますよね。屋外での撮影スペースは立ち入り禁止の場所も多いです。
綺麗に撮影が出来る場所でも立ち入り禁止になっているところでは撮影をしてはいけません。
撮影できるスペースなのかイベント入場時等でもらうパンフレット類には記載があります。
確認をしっかりしましょう。
今回のまとめ
- 撮影依頼をするときはきちんと並んで順番を待つ
- 列の割り込みや脇から無断撮影するのはやめよう
- 撮影は手短に行う
- カメラの設定は順番待ちの最中に行う
- 撮影する枚数を決めておく
- データを渡すこと前提に撮影しよう
- 撮影後はどんな風に撮ったのかデータをみてもらおう
- 失敗しても次の撮影に生かそう(相手に事情を話せば理解してもらえます)
- 連絡方法を予め用意しておこう
- 挨拶や撮影データはSNSで渡すのが簡単
- トラブルになるような行動はしない
- 無理なポーズを指定しない
- カメラマンの撮影姿勢も注意
- 撮影スペースを確認しよう
- 立ち入り禁止の場所では撮影しない
色々な人が参加しているイベントで、自分の好きなキャラクターがいると尚更楽しくなりますよね。撮影にも力が入ります。
ですが、撮影マナーやイベントマナーはどのイベントでも同じです。
撮影マナーで特に注意しなければいけないのは
- 相手のコスプレイヤーさんが嫌がるポーズ指定をさせる
- カメラマン側の姿勢を守る
ことです。
カメラの撮影が好きでもコスプレ撮影を始めるときはみんな初心者です。
上の二つはトラブルになりやすいので気を付けましょう。
また参加している他のカメラマンと友達になることもあります。コツを教えてくれたりと技術を学んだりすることもできるのでコスプレ撮影以外でもテクニックは使えたりしますよ。
コスプレ撮影を楽しんでくださいね。