僕のヒーローアカデミア(通称:ヒロアカ)の最新話259話が2020年2月3日発売の週刊少年ジャンプに掲載されましたが、その登場人物の名前の件で韓国で炎上しています。
ツイッターでもトレンド入りするほど世間の関心度が高くなっています。
その炎上キーワードとは「志賀丸太(しがまるた)」。
ヒロアカ第259話にて、登場する人物(医者)の名前です。
その「丸太」という言葉が炎上元となっているのですが、日本人の私たちにとってはなぜ韓国で炎上したのか理由が分からない人も多いと思いますので、今回調査しまとめました。
ヒロアカ第259話登場「志賀丸太(しがまるた)」って誰?
ヒロアカ「志賀丸太」の件だけど、
韓国の方達の言いたい事もわかるけど、作者への「バッシング」は違うと思う。
ぶっちゃけ、他国の歴史にまで気を使ってられない!ヒロアカは反日映画のような意図して作った作品でもないし今回の件は注意や指摘が正解だと思う。わざとじゃないんだから#志賀丸太 pic.twitter.com/LnubuJcYh0— ataru@イラストレーター (@ataru821) February 3, 2020
まずニュースやツイッターのトレンドで初めて「志賀丸太」という名前を見た人にとって一体誰なのか分からないと思いますので、まずはこの人物について紹介します。
志賀丸太とは、ヒロアカ第259話(2020年2月3日発売の週刊少年ジャンプ掲載)に登場した人体実験を行っていた医者(ドクター)の名前です。
人物画は画像の人物です。
志賀丸太で韓国炎上理由は?
今週のジャンプ本誌
ヒロアカ最新話の「志賀丸太」が、海外で問題になっている点をまとめました私も勉強不足でした。
世界中で愛されている作品だけに、編集部の早い対応を願います。#僕のヒーローアカデミア pic.twitter.com/EDKGJSTspx— 紺野 (@konno758) February 2, 2020
なぜヒロアカの漫画に掲載された「志賀丸太」という名前で韓国で炎上したのでしょうか?
志賀という苗字は全く炎上に関係なく、関係あるのは名前の方の「丸太(マルタ)」です。
丸太で色んな誤解があるようだが、日本において丸太とはこれのことを指すので、勝手な解釈で堀越先生を批難しないでいただけますか??
日本の漫画を読むならまず日本のことを知ってからにしていただきたい。
一人の才能ある漫画家を潰すな。
お前らにヒロアカを読む権利はない。 pic.twitter.com/Etnw2wm6CB— LEO (@LEO_music_love) February 3, 2020
丸太といえば「木の皮をむいた木のたんぼう」を想像するのがほとんどで、ただの名詞を想像する人が多いとおもいます。
この丸太とという言葉は、実は過去の歴史を思い出させる言葉であったようです。
その丸太に隠された意味とは一体どのような意味があったのでしょうか?
- 丸太とは、第2次世界大戦中にあとで説明する731部隊という部隊が、生物兵器の開発や治療法の研究などを目的として、本人の同意に基づかない不当な人体実験が実施されていた
- その人体実験の被験者は、主に日本人に捕虜やスパイ容疑者として拘束された朝鮮人、中国人、モンゴル人、アメリカ人、ロシア人等
- その被験者が「マルタ(丸太)」という隠語で呼称されていた
「丸太」という言葉には、このような意味を持った隠語であったようです。
韓国で炎上したということですが、少なくとも私が小学校・中学校・高校と、歴史について勉強してきた中で教科書の中でこのような言葉を聞いた記憶がありません。
おそらく韓国では、こういった言葉を教育課程の中で学んでいるのではないでしょうか。
しかし、丸太という言葉ですが一般的に日本人であれば使用する言葉ですし、他の漫画にも普通に登場します。
今回なぜ炎上まで至ったかというと、人体実験を行っているドクターの名前が「丸太」ということで、過去の人体実験とその被験者(丸太)に過去の歴史と重なる部分があって思い出すキッカケになったからであると思います。
731部隊の人体実験について
731部隊とは一体どういった部隊なのでしょうか?
731部隊(ななさんいちぶたい)は、第二次世界大戦期の大日本帝国陸軍に存在した研究機関のひとつ。正式名称は関東軍防疫給水部本部で、731部隊の名は、その秘匿名称(通称号)である満州第七三一部隊の略。
満州に拠点をおいて、防疫給水の名のとおり兵士の感染症予防や、そのための衛生的な給水体制の研究を主任務とすると同時に、細菌戦に使用する生物兵器の研究・開発機関でもあった。そのために人体実験や、生物兵器の実戦的使用を行っていたとされている。
引用:wikipedia
731部隊とは、第二次世界大戦の時に存在した研究機関であるエリート部隊のようです。
人体実験や生物兵器の実践的使用をしていたとのことですが、やはり今回のヒロアカと重なる部分があるように感じられもしますね。
今回「丸太」という名前で炎上しましたが、これが全く関係ない教師や生徒などにつけられた名前であれば炎上まで発展しなかったかもしれません。
しかし、通常丸太とは木のたんぼうを示しますので、人の名前につけただけでも、ここまで炎上に発展しなくとも少しは影響があったかもしれませんね。
志賀丸太の名前をつけた由来や理由は?
今週発売のジャンプで登場した志賀丸太という名前について、歴史的な出来事を想起させるというご意見を多くいただいています。命名にあたり、そのような意図を込めたつもりはありませんでした。ご指摘のお声を重く受け止め、今後は名前を差し替えさせていただきます。
— 堀越耕平 (@horikoshiko) February 3, 2020
なぜヒロアカ作者の堀越 耕平さんや編集部は、医者(ドクター)に丸太という名前をつけたのでしょうか。
「丸太」という言葉に「過去の史実を連想させるもの」と指摘されていますが、ヒロアカ関連者には全くそのような意図はないと説明し謝罪しています。
なぜ丸太という名前を選んだかというと詳しく説明がされていませんが、塚越さんは1986年生まれの33歳です。
この頃はちょうどゆとり教育が始めるちょうど前の世代ですが、日本の一般の教育課程の中では「丸太」という隠語を教えるような教育はなかったと思います。
おそらくですが、作者塚越さんをはじめ、編集部も隠された意味を本当に知ることなく命名したのではないでしょうか。
志賀丸太の史実想起で名前変更?
今回の731部隊人体実験に被験者の隠語:丸太の指摘を受けて、作者塚越さんのついったーで、公式に名前を変更すると言っています。
週刊少年ジャンプはすでに販売されていて、回収や刷り直しは難しいでしょうから、今後販売されるヒロアカの単行本で名前が変更されて販売されると予想されます。
気になる変更後の新しい名前はというと、現時点公表されておりません。
分かり次第アップします!